バレエの話

引き上げは力を入れることじゃない

引き上げは引っ張り合いのバランスです。
そういう考え方もあるんだと聞いてください。

なぜこの話をするかというと、たまに凄く頑張りやさんの人で呼吸を止めてまで(浅くしてまで)引き上げる人がいます。

そういう人は引き上げに命をかけているのでその力(上半身)が抜けません。
それが第一になってしまい動き出すと体が固まって動けなくなります。それか吹っ飛びます。

これは足や床の事を差し置いて引き上げしか考えてないからです。
上にしか上げないので限界がすぐ来ます。

バレエは重心移動の連続です。
上半身に力が入りすぎていると重心移動がスムーズに行えず、更に上体が柔らかく動かせません。
上半身が抵抗してしまうのです。

上半身を固めて引き上げている人は肋骨まわりも固めているので当然肋骨の動きが制限され呼吸が浅くなります。
そしてたいてい肩にも力が入るので肩が上がりがちです。

まず呼吸が普通にできる姿勢、というのが第一優先です。呼吸できてなかったら長い踊りで死んじゃうことになりますもんね👻
まずは息しましょう。普通に喋れるぐらいに。

で、引っ張り合いのバランスという話に戻ります。
バレエでは上下左右の引っ張り合いで形を作ったりキープしたりします。

例えば、頭は上に引き上げて足は床の方に引っ張ったり、足が上がった分だけ上体を前にしてバランスをとったりという感じです。
引き上げより絞り上げるという表現の方が合っていると思いますが。

とにかく頭も手も足もすべて体から遠くに引っ張るように使うというのが肝です。
それは手や足や体を曲げていても同じです。

そのように体を使うことで体を1つにする感覚を掴めます。体を離した結果1つになるのです。不思議なことですね💫

この感覚を掴めば踊りがだいぶ変わってきます。
縮めるのか伸ばすのか、これで人生が変わります😛

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