この話は奥が深いです。
同じことをやっていても結果が180度くらい変わってしまうのです。
例えば【引き上げ】を例にして話を進めます。
引き上げって言われると日本語の理解として普通『めっちゃ上げる』って意味だと思うと思うのですが、それをそのまま鵜呑みにしてめっちゃ身体をあげるとあんまり良くないことが次々に起こります。
力が入り過ぎる
↓
身体固まる
↓
強いけどしなやかでない
↓
動きが硬くなる
↓
パとパの繋ぎが美しくなくなる
↓
表現の幅が狭くなる
こんな風に。
自分だけでなく観る人にとっても影響がありそうですよね。
引き上げの意識をするのに私は背骨の引き伸ばしを例に出すのですが、
『首の後ろから尾てい骨(しっぽの骨)までの背骨を上と下に引っ張りましょう』
そうすると大抵の人は姿勢が良くなります。
しかし、それだけだと力を入れ過ぎてしまいます。
そこでどうするか。
力を入れ過ぎるとさっき言った悪循環が起こっちゃう。
それは避けたい。
外側の力じゃなくて内側の力だけ、身体の芯の部分だけ引き上げたい。
その違いはなんだろう?
答え、言っていいですか?笑(引き伸ばしてすいません)
それは【普通に呼吸ができる状態であること】です。
頑張って伸ばすんじゃなくて気持ち良く伸ばすっていうのはそういうことです。
さっきの背骨を伸ばしながら深呼吸してもらいます。
その使い方が【自分らしく上質な身体】、言い換えれば【心地よくしなやかな身体】を作ります。
世にいうインナーマッスル的な感じです🧘
頑張って引き上げちゃだめですよ!