その他小話

バレエを踊る為の7要素

バレエってどういう風に評価するの?
フィギュアみたいに採点するとしたらどんな項目があるの?
と、しくみ好きの旦那に聞かれたのでちょっと考えてみました。
あくまで私個人の考えですのでそのように捉えてくださいね👂

バレエを踊る為の要素は大きく分けて7つに絞れました💃

基本姿勢・柔軟性・筋力・体力・つま先・表現・感情】
ひとつずつ説明していきますね🎀


手書きですいません

1.基本姿勢

バレエの身体の使い方ができている。

引き上げとアンディオールで軸を作るバレエの基本スタンスのことです。良い重心と床を利用したアンディオールで引き上がります。

バレエはすべての筋肉や関節を伸ばして使います。
どこかでつまるような使い方はするべきではありません。

これがマスターできたらテクニック的なことはもうなんでもできると思います。何にでも応用できます。
それぐらい大切なことです💎

このスタンスをしっかり身体に落とし込むことが、難しいテクニックをする上でも役に立ちます。

一般的なバレエの基本姿勢は、なるべき形は書いてあってもそれをどうやるかまで書いてありません。
そういう一歩先というか手前(?)のところをお伝えしていきたいのです。


2.柔軟性

力ずくではなく心地よいストレッチで身体を柔らかくする。

アンディオールする為にも、表現の幅を広げる為にも見た目の問題としても身体は柔らかい方が良いです。
鍛えるのも伸ばしてから行うのが理想的です。
ストレッチは無理にぐいぐいは絶対NGで、徐々に少しずつ呼吸を意識しながら行いましょう。

短時間で手っ取り早くという発想自体が本来は良くありません。人生を豊かにする為に必要なこととはなんなのでしょう。


3.筋力

しなやかな筋肉が必要な場所についていて、無駄に筋肉がついていない。

バレエを正しいポジションで行う為には、全身の筋力が必要です。
正しい方向性で使うこと、それをコントロールする為に自分で理解して使うこと大切です。

そして強い力ばかりではなく小さい筋肉もしっかり動員させることも非常に重要です。
それがしなやかで繊細な動きや、身体に負担をかけない踊り方の為にもなります。


4.体力

実際に正しく動いてその体力をつける。

バレエはなかなかハードな運動ですので強靭な体力が必要です。
縄跳びやランニングなどで体力をつける人もいますが、正しいバレエレッスンやリハの繰り返しで鍛えることが理想的だと思います。
やればやるほど身体は応えてくれますし正しいバレエは裏切らないのでコツコツやっていきましょう✊


5.つま先

つま先をどう伸ばしているか。

つま先はバレエを観る側からすると伸びる方が綺麗に見えます。
ただ伸ばせば良いわけではなく、使うべき場所を使い、コントロールできることが大切です。

足裏の使い方がとても重要であると共に足首の関節を伸ばして使うようにすることもとても大切です。

バレエでは全ての関節や筋肉を伸ばして使います。足指が縮こまるのは絶対だめです。良いことないです。そうならない為に足指のストレッチが大事なのです。


6.表現

表現には、
①音楽、②上体の使い方、③決め、④流れ
の4つの要素があります。

①音楽性
バレエには音楽が不可欠ですが、結構テクニックにとらわれておろそかになることがあります。音楽の取り方で個性も出ます。
音楽ありきというぐらい音楽と共に踊る方が意外とやりやすくなります。
耳で聴くをしっかりしながら動くということが更なる脳トレになるので是非心地よく音楽にのってバレエを踊りましょう。

カウントは音楽と共に覚えるべきです。感覚を使います。

②上体の使い方
上半身をしっかり使うと踊りが大きく見えます。
上体を動かす為にもストレッチやトレーニングが必要ですし、上体を使うことによって体幹(軸)が強化されたりします。
上体の使うタイミングも人それぞれなので自分らしい踊りを踊る為にも役立ちます。

ちなみに下半身が安定していないと上半身はうまく動かせません。

③決め
ポーズの正しさや美しさや魅せ方のことです。
足が高く上がっていても正しく使えていなければ美しく見えません。
基本姿勢のところですが『伸ばして使う力』を鍛えます。
止まれば良いわけではなく、センスも問われます。

④流れ
パのつなぎなどが途切れないようにすることや、いつでもバレエの身体の使い方で動けていることが理想的です。

自分の中に焦りがあると流れが綺麗にはなりにくいと思います。
それと床との仲良さが大切。

7.感情

感情には
①自分の感情、②人間性、③バレエとの向き合い方
の3つの要素があります。

①自分の感情
例えば不安だったりすると腰が引けたり、嬉しいことがあったら動きやすかったり、感情と動きはいつも連動しています。
しかも無意識で踊りに出てしまうので感情侮れません。
隠すではなく全部出す。隠そうとしても全部出る。

②人間性
これは向き合い方と重なるのですが、どういう人間性かが踊りに現れます。
丁寧な人は踊りも丁寧になります。
雑な人は踊りも…
私も人のことは言えないのですが。

③バレエとの向き合い方
バレエとどう向き合っているか、バレエをどういう風に捉えているかということです。
◯◯すればいいんでしょできるよ~みたいな感じなのか、足の指まで神経を研ぎ澄ませてより良い自分を目指していくのかで全く変わりますよね。
バレエをどう捉えるかで上達の仕方が全く変わるのです。
楽しさも違うでしょう。

再度言いますが、全て私の独断と偏見で書いてますので悪しからず。

私は一番はじめに書いた【基本姿勢】がやっぱり一番伝えたいところです。

私はバレエ学校も行ってないし、バレエ留学などもしていませんが、27年間バレエを踊って自分の身体と心と向き合ってきました。
かなりの感覚人間ですが、それを言語化していくことで明確になったことが多くあり、『踊る前にまずは立とう!』という感じで土台をしっかり作ることの大切さをひしひしと感じています。

現代人は姿勢を学ぶ機会がなく、単なる知識不足で体の病気になったりしています。
少し知っていれば防げるものばかりです。

体と心は繋がっていますので、姿勢が悪ければ心も最良の状態にはならないと思います。

姿勢もまっすぐなら良いわけでもなく、良い姿勢で呼吸が深くできていなければ幸せに生きれません。

呼吸が深くできる状態にすることもとても重要です。
姿勢と呼吸はセットでマスターするべきです。

でも完璧な人間はいないし、完璧はつまらないので【人間らしく】というのも大切だと思っています。

つまり、ダメな時もあって良い、それすらも楽しむぐらいの気持ちがあったらきっと思い悩むこともないでしょう。

で、だめな時は修正すればよいのです。
【自分らしく】【自分のタイミングで】です。

他人に左右されない【自分】を持つのも大切だけど、左右されてもいい。『自分が大事』をわかっていれば良いのです。

なんかしつこくなってきたのでこのへんで終わります。
長文読んで頂きありがとうございました🙇‍♀️感謝💓

私の理想はバレエを習うイコール身体のことに詳しくなるという公式を作ることです✊

全然動き出せていませんが…